TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 人間の脳は肉食によって大きくなった
人類とオランウータンやゴリラやチンパンジーなどの類人猿との違いは知能の発達の違いで、すなわち脳容積の違いです。
現代人の平均脳容積は1350ccですが、チンパンジーは400ccしかありません。
500万年前人類とチンパンジーが分岐したあと、人類の脳容積は3倍になりました。
脳の成長に必要な2つの脂肪酸、アラキドン酸は肉、ドコサヘキサエン酸は魚の脂に多く含まれています。
森の生き物である類人猿の食事の主体は果実や植物の葉や芽や根など糖質の多い食事のままでした。
一方人類は、氷河期の森の減少に対応して草原に進出し、狩を行うようになり動物の肉を食べ、低糖質・高蛋白食で脳容積が増えたのです。
150万年前に農耕が始まると再び糖質の多い食事となり、脳容積は減少し骨粗しょう症や虫歯も増え身長も減少しているのです。
ネアンデルタール人が体格が現代人より大きく、脳容積も10%程大きいのはそのためです。
農耕による穀物からの糖質と、畜産や漁業による肉や脂肪の摂取量のバランスが大切なのです。