Pua Mae ‘Ole Hula Studio | 日記 | 芦ノ湖の海賊船

芦ノ湖の海賊船はラ・ロワイヤル（La royale）という1690年に建造されたガレアス型戦艦がモデルです。

海賊ではなくフランス艦隊の旗艦だったのです。

ガレー船の特徴は両舷に数多く備えられた櫂を人が漕ぐことです。

風力を利用する帆船と比べるスピードが劣りますが、帆船は風がないと動きませんし、風上へも遡れません。

地中海は大西洋と違い風が不安定なため戦闘艦艇としてガレー船が長い間使われたのです。

ただし、積載量は帆船の方が大きいので商船には帆船が多用され、軍艦にガレー船が用いられました。

速力を出すためにガレー船の軍艦にも帆を張ることはありましたが、戦闘時は邪魔になるので帆柱は切断しました。