TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > オヒアレファとプルメリア
オヒアレフアはハワイ諸島に自生する灌木とその花で、木がオヒア・花がレファです。
フトモモ科オガサワラフトモモ属に属し、東京都は小笠原諸島の花と近縁なのです。
鮮やかな赤い花をつけますが、花びらではなく多くの赤い雄しべが集まったものです。
オヒアレファはハワイ島の花で、レイにして使われます。
雄しべが発達したオヒアレファに対して、プルメリアは花弁のみで雄しべと雌しべが見つかりません。
実は花弁の一番奥に小さな雄しべと雌しべがあるのです。
そのため、なかなかタネをつけてくれませんが、夏の終わり頃に飛び回る小さいシジミチョウの仲間がプルメリアの蜜を吸う時に受粉しているのです。
昆虫によって受粉する花は、花粉を食料とするものは雄しべの数が多くなり、蜜を吸う場合は雄しべの数が減少して蜜腺が発達するのです。
また媒介昆虫の大きさに合わせて花の大きさや形が変わり、特定の昆虫しか花粉や蜜を得られないようにして受粉率をあげているのです。
沢山の種類の花が咲き乱れるハワイ諸島では、特徴のある花が多いのです。