TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > オアフ島の水不足
ハワイオアフ島で水不足問題が起きており、州政府は10%の節水を呼び掛けています。
1940年12月7日は日本による真珠湾攻撃がありましたが、これを受けてアメリカ海軍は、燃料タンクを真珠湾の東のレッドヒルの丘の地下に建設したのです。
施設は1943年に完成し、20の巨大なタンクに2億5千万ガロンの燃料を貯蔵しています。
経年劣化のため今、燃料が漏れ、オアフ島の飲料水源を汚染しているのです。
汚染の影響を受けた3,200戸の米軍家族の住宅の水道が利用できなくなりました。
そのためハラワ貯水槽が昨年から使用停止してベレタニア貯水槽が補填していますが、地下水を汲み上げているため使用量が多くなると海水が混じり塩分の濃度が高くなるのです。
雨季が終わりこれから夏に向かうハワイでは、20%の節水も求められるようになるでしょう。
80年経過して、太平洋戦争の影響が出てきているのです。
ハワイ語で「Wai]は、水です。
WaiKiki(ワイキキ)・Waimea(ワイメア)など、Waiが入った地名が多いハワイですが、天からの恵みの水のはずが、節水をしなければならない状態になっていることに、むなしさを感じます。