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砂を大量に消費する行為として頭に浮かぶのは、関西国際空港やお台場などの大規模な埋め立て工事でしょう。
しかしそれは砂の使い道の一つでしかなく、最も多く使われているのはコンクリートやアスファルト混合物を作る際に使われる細骨材としてです。
その他にも、ガラス、歯磨き粉、化粧品など日常生活に深く関わる物から、電子機器や鋳型、シェールガスの採掘時など多種多様な形で利用されています。
ところで、世界規模での「温暖化」、「砂漠化」が問題になっている昨今、「むしろ砂は増えているのでは?」とも考えられます。
ところが砂漠の砂は丸くて小さすぎるため、細骨材としても、埋め立て用としても利用出来ないのです。
そのため世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」や、椰子の木の形をした埋め立てリゾート「ザ・パーム」などで有名な中東の国・アラブ首長国連邦(UAE)でも、国土の大半が砂漠であるにも関わらず常に砂を必要としていて、2017年は120万トン(6400万米ドル)を海外から輸入しているそうです。
砂はあまりに身近なのでじっくり眺める機会が少ないと思います。
虫メガネなどげ覗いてみると、沖縄の星砂は、意外な姿をしています。
バキルジプシナと言う単細胞生物の殻が、波で打ち寄せられたものだそうです。