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トンガの火山噴火で太平洋の海底ケーブルに被害が発生しており、地球30周分敷設されている海底ケーブルが注目されています。
世界初の海底電信ケーブルは、1851年にイギリス〜フランス間のドーバー海峡に敷設されたもので、日本はまだ江戸時代でした。
1854年にの黒船来訪でペリー提督が持ち込んだのが陸上用のモールス電信機で当時の世界最先端技術でした。
1866年にはイギリス〜アメリカ間を結ぶ大西洋横断ケーブルが完成
1871年(明治4年)にはウラジオストク(ロシア)~長崎~上海をつなぐ長距離海底電信ケーブルが敷設されました。
日露戦争のバルチック艦隊の動向は英国の植民地から逐一日本に海底ケーブル経由で知らされたのです。
アメリカと日本をつなぐ直通経路は1906年にサンフランシスコ→ホノルル→グアム→東京が開通しました。
海底ケーブルは銅線からグラスファイバーに変化しましたが、その技術は170年に及びます。
街中に立っている電力柱を電信柱と呼ぶことがありますが、電信は電気よりも古い技術のためなのです。