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ハワイで色鮮やかな花と言えば、生姜科の植物が多いのですが、生姜は漢方薬や薬味として私達にも馴染みのある植物です。
ショウガ科の植物は、高温多湿を好む熱帯の植物ですが、温帯ですが高温多湿な日本でもよく育ち、代表的な香辛料となりました。
生姜は漢方薬としても用いられ、加工の違いによって、生姜、乾姜、炮姜、火畏姜(わいきょう)に分けられます。
生の生姜、乾燥させたもの、焼いたもの、表面を黒く焦がしたものです。
① 新鮮な生姜は、腸管を温めて機能を高めるとともに、香りが強く、発汗作用が強いため、感冒薬とされます。
感冒初期のぞくぞくした寒気、発熱は、身体を温めて発汗することで症状が軽減するのです。
また、生の生姜は、解毒作用が強いために、刺身におろし生姜として、寿司にガリとして使われます。
② 乾姜は香りが落ちる分、辛みが非常に強くなり、身体の臓腑を温める作用が強化されます。
③ 炮姜は火にかけて香りが失われ、発汗作用が失われて身体の芯を温める作用が中心となります。
④ 黒く焦がした火畏姜には止血作用があり、強い止血作用を期待する時は黒く焦がすか完全に灰としてから利用します。
医療は食事が基礎となり医食同源といわれます。
食事を楽しみながら、健康増進に努めましょう。