TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 玉子はアルカリ性?
クイズ番組で玉子は酸性かアルカリ性か問うものがありました。
卵黄はpH は 6.2~6.6で弱酸性、卵白はpH は7.5~8.0で弱アルカリ性、全卵では pH およそ 7.8弱アルカリ性となります。
卵白は約 90% の水分と約 10% のタンパク質からできています。
卵白に含まれるタンパク質としては,アルブミン,オボムコイド,リゾチームなどが知られており,これらのタンパク質はそれぞれ,酸性を示したり,アルカリ性を示したりします。
また,殻から溶け出した炭酸カルシウム(弱塩基性)や炭酸ガス(弱酸性)も卵白中に含まれます。
これらの酸性とアルカリ性を示す化合物の総和で卵白の pH が決まります。
なお,新鮮な卵の卵白には炭酸ガスが多く含まれるので pH は8くらいになるのですが,卵が古くなると炭酸ガスが殻の外に抜けていくので pH は 9 くらいまで上がるそうです。
卵黄は約50%の水分,約20%のタンパク質,約30%の脂肪からできており,ビタミン類も多く含みます。
卵白と同様に炭酸カルシウムも卵黄中に含まれます。
卵黄中のタンパク質,ビタミン類,炭酸カルシウムなどの総和で,卵黄は弱酸性となるのです。
☆卵は「完全栄養食品」と言われますが、食物繊維とビタミンCは含まれていないので、
食事の際は、野菜や果物を一緒に摂る事が大切です。(^^)