TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 焼酎は黒麹
焼酎が有名な地方は南部九州の温暖な地域が中心となっています。
日本酒の醸造に用いる黄麹を使って栄養分豊富なモロミを造ると、酵母が増殖する前に他の雑菌が繁殖してしまい、日本酒造りに向かないからです。
そこで使用する麹を黒麹にすると、黒麹が作り出す酸(主にクエン酸)により、雑菌が生えにくいモロミを造ることができるのです。
「黒・・」という焼酎名が多い理由です。
黒麹で日本酒を造ると、みずみずしい香りとクエン酸の爽やかな酸味、芳醇な旨味とドライな後味となるそうです。
日本酒は黄麹が多いのですが、それは吟醸香のような華やかな香りがあるからです。
「黒麹」と違って、クエン酸は生成しませんから、「黄麹」で醸すと、米本来の甘味と酵母由来のやさしい酸味を持つ、フルーティーな日本酒に仕上がるという事です。
☆ビューティフルフラ(金曜・東習志野イオンカルチャー)です。