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イチョウの起源は、恐竜のいた時代よりももっとずっと前で、約2億年前には世界に広く分布していました。
しかし、その後の様々な気候変動を経て、現在確認できる原種は、中国で野生に生育する1種類のみとなりました。
日本には鎌倉時代に日本に伝来し、人の手によって日本各地に広まったのです。
ヨーロッパには幕末に日本から持ち出されて分布するようになりました。
樹皮が厚く、コルク質で気泡があるため、耐火力に優れ江戸時代には火除け地に多く植えられました。
特に大正時代の関東大震災からの復興の際、防災のため街路樹にイチョウが多く植えられ、東京都はイチョウのマークとなったのです。
全国の街路樹として57万本のイチョウが植えられており、樹種別では最多本数です。
東京都の明治神宮外苑や、大阪市御堂筋の街路樹などが、銀杏並木として知られています。