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お茶畑の中を車で通ったら、小さな白い花が咲いていました。
お茶は椿の仲間なので花も椿に似ています。
樹を殖やすときは、タネ(実)から芽を出させて栽培するのではなく、挿し木を行ないますので、普段は蕾の段階で摘み取って栄養は葉にだけいくようにしています。
茶葉は、産地により1年に2~4回摘採されます。
「夏も近づく八十八夜……」とあるとおり立春(2月4日頃)から数えて88日目、5月初め頃が一番茶で、その後ひと月半おおむね45日間隔で、二番茶、三番茶と続きます。
摘採期間を終え秋番茶が終わると、10月には休眠の準備をはじめます。
一番茶は、旨み成分であるテアニンなどアミノ酸類が最も多く含まれ、二番茶、三番茶の順に減少していきます。
また、初夏の強い日差しをたっぷり浴びた二番茶は、他の茶葉に比べカテキンの含有量が多いのですが、爽やかな渋みが味わえます。
ところでお茶のカテキンには新型コロナの感染力を低下させる効果があると京都大学が発表しています。
一方、三番茶は、どうしても風味が落ちてしまうため、市場に出回る量は少ないのですが、三番茶以降の秋口に摘採されるお茶(秋冬番茶)が血糖値をおさえると人気が出てきました。
新茶だけでなく二番茶、三番茶もその効果を確認しながら美味しくいただきましょう~