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キャベツは古代ギリシャや古代ローマでは胃腸の調子を整える健康食として食されていました。
18世紀のイギリスで、冬場の穀物飼料の不足から耐寒性があるキャベツが家畜の餌に適していたため、冬期の飼料作物として広がり、本格的に栽培されるようになりました。
日本には江戸時代前期にオランダから長崎に伝来し、主に観賞用に栽培され葉牡丹となりました。
文明開化の明治となり北海道開拓使により札幌で試験栽培が行われ、当時は甘藍と呼ばれていましたが、それほど普及はしませんでした。
第二次大戦後、食料増産と食の洋風化が相まって生産量が増加し、1980年代にはダイコンと並ぶ生産量となったのです。
大きなキャベツがスーパーで売られていました。
「札幌大球」という品種で直径50センチ、重さ15キロほどの大きさになり、普通のキャベツの10個ぶんとなります。
北海道では「ニシン漬け」の材料など冬の保存食として用いられるそうです。