TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 浜名湖の養鰻
土用と言えば、年に4回立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を、土用期間と言います。
夏の土用は、夏バテや熱中症に注意の時期で「丑の日(うしのひ)」に「う」のつくものを食べると良いと言われて、「鰻」をいただくようになったそうです。
秋の土用は、夏の疲れが出るころで、「辰の日(たつのひ)」に「た」のつくものを食べると良いそうで「たまねぎ」や「たこ」があげられていますが、やっぱり鰻が食べたいです。
鰻と言えば、浜名湖において大規模なうなぎ養殖が始まったのは明治時代で、昭和40年代には静岡県のウナギ生産量は全国の7割を占めるまでになりました。
浜名湖が大むかしは海だったそうで、その後砂州でせき止められできあがった汽水湖(海水と淡水が入り混じった湖)であることが関係しているそうです。
海で生まれ川で大人になるうなぎですが、稚魚であるシラスウナギは一定期間は汽水域で過ごし、ある程度大きくなってから奥の淡水域に移動します。
海水と淡水が入り混じった汽水域がシラスウナギに必要であり、日本最大の汽水湖である浜名湖には稚魚が豊富に集まったことが、うなぎ養殖の成功に大きな要因となりました。
現在の鰻の生産量は鹿児島、愛知、宮崎、静岡の順となります。