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大井川鐵道は大正14年3月に大井川上流部の電源開発と森林資源の輸送を目的として創立されました。
昭和6年に金谷〜千頭間が全通、それまでのイカダと舟、峠越えの馬、徒歩以外に交通手段のなかったこの地域の生活が一変しました。
昭和34年には中部電力から専用軌道を移管し井川線(南アルプスあぷとライン)が運行を開始し、現在では日本唯一のアプト式列車となっています。
90パーミルという日本一の急勾配や、日本一の高さの鉄道橋(関の沢橋梁)、接岨(せっそ)湖に浮かんだように見える奥大井湖上駅などが見どころです。
パーミルとは1000m進んだら何メートル上下するかとのことで、〇〇/1000で表します。
かつて信越本線の横川駅と軽井沢駅の間(碓氷峠)も66.7‰のアプト式鉄道でした。
現在の勾配の大きい鉄道はJR飯田線の40/1000 、私鉄では箱根登山鉄道の80/1000 があります。
箱根登山鉄道はスイッチバック方式で山を登っていきます。
大井川鉄道の 90パーミルは角度に直すと約5.1° となります。