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ナマズはコイなど他の魚種にはない水中の微弱な電位差を感じる能力があり、その感覚の鋭さは人間やコイなどが感じる能力の100万倍に近い0.05μV/cm付近で、特に1Hz~30Hz程度の低周波に敏感に反応します。
この感覚の受容器は頭部を中心にナマズの表皮全体に分布する小孔器です。
たとえば、琵琶湖のような広い湖に乾電池が1個投げ込まれたとすると、そのことを数キロメートル先で感知できるといわれています。
地中の電気的な変化(パルス状の電界変化)が激しい時にナマズの行動が活発ということとなります。
ところで茨城県の鹿島大明神には「要(かなめ)石」で大ナマズを押さえている絵などがあります。
鹿島の神が、大地に要石を打ちつけて、大鯰または大蛇の首を押さえこんでおり、鹿島の神が時折留守をしたり、気をゆるませたりすると、大地震になるのだそうです。
要石(かなめいし)は、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮以外にも、千葉県香取市の香取神宮、三重県伊賀市の大村神社、宮城県加美町の鹿島神社に存在し、地震を鎮めているといわれます。