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栗をむいたので小豆を加えてで羊羹(ようかん)を作ってみました。
寒天が多かったので煉羊羹(ねりようかん)と言えるでしょうか。
寒天の量を減らすと、柔らかい水羊羹(みずようかん)になります。
羊羹はもとは中国の料理で、読んで字のごとく羊の羹(あつもの)、つまりは羊の肉を煮たスープの類でした。
冷めることで肉のゼラチンによって固まり、自然に煮凝りとなりました。
日本には鎌倉時代から室町時代に、禅僧によって伝えられましたが、お寺では肉食が禁じられているため、精進料理として羊肉の代わりに小豆を用いました。
お砂糖で甘みを付けるようになったのは戦国時代以降です。
甘い羊羹は日本独特のもので、二次大戦時日本の大陸進出に伴って軍用の慰問品として大陸やアジアに広まりました。
西洋料理には煮豆は多いのに、砂糖を入れて甘くしたのがないのが不思議です。