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谷津干潟の遊歩道に赤い「アメリカデイゴ」が今でも頑張って咲いています。
南アメリカのブラジル原産で、日本には江戸時代に渡来しました。
日本では街路樹や庭木とされますが、ハワイでもよく見かけます。
英語ではtiger’s-clawと呼ばれており、直訳すると「虎の爪」という意味です。
ウィリウィリに似ているため、ハワイでは、ウィリウィリ・ハオレ(wiliwili haole、外国産のウィリウィリ)とも呼ばれます。
沖縄県の県花として日本でも広く知られるデイゴ(梯梧)は、日本の移民がハワイに持ち込みました。
沖縄ではデイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、天災(干ばつ)に見舞われるという言い伝えがあります。
台風14号は日本を横断するような変則的経路でしたが今年のディゴは見事なのでしょうか。
また、「やしきこーさー(屋敷壊さー)」とも呼ばれていますが、根の力が強く、家の近くに植えると根が伸びて家を傾かせてしまうからです。
ところで琉球大学の合格電報は「サクラサク」ではなく「デイゴ咲く」だそうです。
写真の左がアメリカデイゴで右がデイゴで、よく似ています。
関東地方で咲いているのはアメリカデイゴで、デイゴは寒さに弱く奄美が北限とのことです。