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駄菓子屋などで売っている、ラムネが生産中止になりました。
ラムネはレモネードがなまったもので、果汁の炭酸水割りを指し、今ではサイダーと同じ製造過程となり、詰める瓶が違うだけとのことです。
元々サイダーとはリンゴ果汁の事で、今でもアメリカやカナダでは果物の果汁を使用したものを指します。
アメリカでは砂糖液に香料やクエン酸などを加えたものと炭酸水とを混合した清涼飲料水のことはレモンライム(lemonlime)と呼ばれ、イギリスやオーストラリアでレモネード(lemonade)と呼ばれているのです。
ラムネの瓶はビー玉の入った独特のものですが、昔は瓶の口や王冠の製造にムラがあり、炭酸飲料を瓶詰にした場合、炭酸の圧力で王冠が開いてしまう事がありました。
対策として工夫されたのが、瓶内の炭酸の圧力でビー玉を押し上げて蓋にすることです。
今では炭酸の圧力に負けないペットボトルや缶が作られるようになり、ラムネの瓶が使われているのは日本ぐらいですが、その日本もサイダーに統一されるようです。
コロナで夏祭りが中止になったことなどが痛手だったのでしょうか。
昨年、広島市の瓶入りラムネを製造販売してきた最後の工場が廃業となりました。
全国清涼飲料工業会の資料などによると、ゼロになったそうです。