TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > コロナと会津赤べこ
赤べこは、赤い牛に似せた張子で、会津地方の郷土玩具であり、子どもの魔避けとして用いられてきました。
体色の赤は魔避けの効果があり、斑点は痘を表しているといわれてます。
平安時代に蔓延した疫病を払った赤い牛の伝説や会津地方に1713年(正徳3年)に天然痘がはやったとき、赤べこに黒い斑点を入れて子供がかからないよう願ったところ効験があったという伝承によるものです。
ジェンナーによる天然痘の種痘の始まりは1796年とのことですが、会津ではその少し前には経験的に牛の傍にいると天然痘に罹らないことから、牛の玩具となったのです。
ところで、会津牛は主に喜多方で生産されていますが、赤毛和牛ではなく黒毛和牛です。
赤べこの玩具、最近は新型コロナウイルス感染症終息を祈願して人気となっているそうです。
不二家のペコちゃんは、べこから名前を借りたものだそうです。(^_-)-☆