TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 小学校の学科担任制
来年、2022年度から小学校の5・6年生に算数、理科、英語、体育の4教科で学科(教科)担任制が導入されます。
小学校では一人の学級担任教師がそのクラスの学習指導・生徒指導全般を担任しています。
学級担任制は、1人の教師が生徒と深くかかわり、個々の子どもの生活と学習を関連づけて指導できる長所がありますが、良くも悪くも教師の人格的影響を受けやすく、教師が教育内容の全てに精通することの困難さが浮き彫りになってきました。
学級担任制の長所を残しつつ、教科担任制あるいは複数担任制を取り入れるメリットは、
◎ 専門教科の領域から、指導内容の質が高くなる。
◎ 児童・生徒を複数の教師が多角的に観察し、其々に応じた指導が可能となる。
◎ 子供たちにとって、素晴らしい教師との出会う機会が増える。
1日6時間の授業があるとして、そのうち半分程度が教科別の先生が授業を行い、残りは担任の先生が受け持つようなイメージです。
小学校の教育力の向上につながる大切な試みですが、少子化・学級崩壊などの課題が多いのが現状です。