TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 陽性者と感染者
ニュース等で「新規感染者数」として示される数字は厚生労働省や東京都のホームページに「陽性者」として公表されている数字です。
「陽性者」の中には無症状の方も大勢いて、この方々は厳密に言うと「感染者」ではありません。
普通のカゼやインフルエンザも同じですが、ウイルスが体内に侵入し、増殖して初めて「感染」が成立します。
人間には外敵から身を守る「免疫機能」があるので、仮にウイルスを吸入したとしても必ず感染するわけではありません。
しかし新型コロナの診断に用いられるPCR検査は、粘膜にウイルスが数個でも付着していれば「陽性」になるのです。
保健所では陽性者から濃厚接触者を割り出して、無症状者でもPCR検査を行っています。
その結果、陽性者の約半数はこの無症状の濃厚接触者となっています。
重要なのは拡散リスクが高く、入院を要するような「感染者」を増やさないことです。
現在公表されている「陽性者」の中にどれだけの「感染者」が含まれるのか?
また経済との両立を考えると、「無症状陽性者」と「感染者」の対応についても分けて考えた方が良いのではと思います。
ワクチンの普及率が上がり、経済が大きく動き出し、年末には明るい兆しが見えるようになる事を心から願うばかりです。