TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > アメリカの予防接種
アメリカでは、幼稚園・認可保育園から大学に至るまで、入学の条件として予防接種を受けているかどうかをチェックされます。
宗教上の理由などで受けないことが認められた場合でも、ワクチンで防げる疾病が流行する際には、収束するまでその子どもは通学禁止となるのです。
日本でコロナ治療薬の開発が遅いのは臨床試験の参加者が少ないためですが、アメリカでは経済的インセンティブとは無関係に「人の役に立つ」ことがしたいとの理由で、治験に協力しています。
アメリカでは、ワクチンの治験に参加することは「社会のためになること」であり、周囲からも評価されるのです。
一方日本では1994年に予防接種は義務接種から勧奨接種となり、義務規定は廃止され、努力規定となりましたが、先進国で予防接種を「努力義務」などとしている国はありません。
義務接種をなら正当な理由なく守らなければペナルティー(先述の入学・登校禁止や子ども手当支給停止など)があるのですが、努力義務には何のペナルティーもないのです。