TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 赤い月食
地球のまわりには大気があります。
太陽光が大気の中を通過する際、波長の短い青い光は空気の分子によって散乱され、大気をほとんど通過することができません。
一方、波長の長い赤い光は散乱されにくく、光は弱められながらも大気を通過することができます。これは、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。
また、大気がレンズのような役割を果たし、太陽光が屈折されて本影の内側に入り込みます。
このかすかな赤い光が皆既食中の月面を照らし、月が赤黒く見えるのです。
昨夜は残念ながら見えませんでした。
写真は5年前ハワイ島で、撮影したものです。