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綿花の起源は熱帯アフリカで、インドから中国に渡ったものが日本にも渡来し一時期日本でも盛んに栽培されていました。
現在、主たる綿花の生産地は、インドや中国、アメリカで、アメリカのコットンベルトというとかつては黒人奴隷を必要としていました。
コットンボールができるのは、花が咲き終わった9~11月で、花が咲いてから40~50日後が収穫時期の目安です。
繊維にするには、実が開いた時点ですぐに摘み採る必要があります。
そのため、一時期に大量の労働力が求められます。
それと割れた直後の実は、水分を沢山含んでいるので、カビが生えやすく乾燥さるため晴天が欠かせません。
ところで、中国の2020~21年度の綿花生産量は600万トン、総需要量は780万トンで、年度当たり180万トンの不足となっています。
うち、新疆ウイグル自治区の生産量は520万トンで、中国内生産の約87%、消費の約67%を占めています。
中国は世界最大の綿花消費国であり、世界2位の生産国でもあるのです。
新疆の綿花優良種「長絨綿」は世界トップクラスで、保温性や通気性、快適さに優れ、衣類や寝具に適しており、長年にわたり供給が需要に追いついていません。
アメリカの収穫では機械化が普及していますが、19年の新疆綿の機械収穫の割合は42%で残りの半分は人力に頼っています。