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冬の時期は特に、腰や股関節・膝・脚の痛みや痺れによる不調を感じる人は多いようです
◎腰椎すべり症
脊柱管の中には重要な神経である脊髄(せきずい)が入っています。
腰のあたりになると脊髄はバラバラにほどけた形態をとるようになり、見た目の様相が馬の尻尾のような形態をしていることから馬尾(ばび)神経と呼ばれます。
腰椎すべり症では椎骨がずれることによって脊柱管が狭くなり、馬尾神経(ばびしんけい)や神経根などが圧迫されます。
腰椎すべり症は大きく分けて、腰椎変性すべり症と腰椎分離すべり症の2種類にわけられます。
初期治療としては、腰痛に対して消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などを処方し、症状の軽減を図ります。
脊柱管狭窄によって馬尾神経が圧迫されて生じる下肢痛やしびれなどの症状に対しては、馬尾神経の血流を促進する末梢循環改善薬や神経障害性疼痛治療薬が処方されます
その他の保存療法として温熱療法や牽引けんいん療法、また痛みに対して神経ブロック療法を行うことがあります。
① 温熱療法:腰部の筋肉を温め、さまざまな症状の改善を図る治療です。
② 牽引療法:縦方向に腰部を引っ張る医療機器で腰部を伸ばし、さまざまな症状の改善を図る治療法です。
③ 神経ブロック療法:原因となっている神経や部位に薬剤(局所麻酔薬)を投与し、痛みの軽減を図ります。長期間にわたり疼痛(とうつう)が消失することもあります。
身体を冷やさない事、自分に合った体操・ストレッチで筋肉をほぐし、体の中から温める運動を毎日無理のない程度に続けましょう。