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全固体電池とは、電解液がなく正極と負極の間にセパレーターのみがある電池のことです
今までのリチュウム-イオン電池と比べて
① 安全性が高い
② 超急速充電が可能
③ 高エネルギー密度
④ 作動温度範囲が広い
⑤ 設計の自由度が高い
⑥ 劣化しにくい
⑦ 液漏れが起こらない という利点があります。
リチウムイオン電池では、電解液に有機溶剤系の材料を使用するため、液漏れ、発火・破裂などが生じていましたが、全固体電池では固体電解質を使用するために、発火などの危険性が小さくなるということです。
ただし、大型化して大容量化が難しかったのですが、ここにきて日本を含め、世界各国の企業や研究機関の開発競争は激しさを増しています。
特に電気自動車(EV)では、1回の充電で走行できる距離が延びるなど大きなメリットが期待されています。
日本政府は脱炭素化へのグリーン成長戦略に全個体電池の本格実用化を盛り込み、設計や新材料の検討で、官民の連携を強める方針です。
日本政府は2030年代半ばには、国内の新車をEVなどの電動車に切り替える目標を打ち立てているので、達成には電池技術の進歩が不可欠となります。
脱炭素化のためにも、一刻も早い実用化が期待されています。