TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > パルスオキシメーター
コロナウイルスの感染拡大が気になる今、血中酸素飽和度を測定できるパルスオキシメーターが、クローズアップされています。
パルスオキシメーターは、皮膚の上から動脈血液の酸素飽和度(SpO2)を測定できるモニター機器で、1974年に日本で開発されました。
パルスオキシメーターを指先に装着して、動脈血液中の赤血球ヘモグロビンが、酸素と結合している比率を測定します。
肺炎になり肺がダメージを受けると、肺から血液中に酸素が十分に生き渡らず、酸素飽和度が低下します。
新型コロナ患者の病状判断の目安に用いられています。
◎厚労省の研究班の策定「COVID-19」診療の手引き
・軽症⇒96%以上(咳のみ・息切れなし)
・中等症Ⅰ(息切れ・肺炎所見・呼吸不全なし)⇒93%超~96%未満
・中等症Ⅱ(呼吸不全あり・酸素投与が必要)⇒93%以下
・重症⇒患者のICUへの入室や、人工呼吸器が必要
以前は、採血して酸素分圧を測定しなければなりませんでしたが、患者の負担、検査の時間短縮により、普及している機器です。
酸素飽和度は、「血圧・脈拍・体温・呼吸数に次ぐ、第5の生体サイン」とも言われています。
◎測定上の注意
・手を制止する。(指が冷たいなど末梢循環が悪いと正確に測定できない)
・マニキュア・ネイルは取り除いて測定する。(光の透過が妨げられ、正確に測れない)
・喫煙は数値に影響を及ぼすので注意する。