TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 愛と希望と勇気の日
1959年(昭和34年)のこの年、南極観測船「宗谷」が、昭和基地に着き、前年に心ならずも置き去りにした、15頭のカラフト犬のうち、タロとジロが生き残っていたのを発見しました。
この2頭の犬の勇気を讃え、生きることへの希望と愛する事の大切さを忘れないために制定されました。
当時の南極は誰も観測調査したことのない未開の地でしたから、世界が協力して観測や調査を行いました。
世界大戦で敗戦した日本が、世界の国々と肩を並べ協力して事業に取り組むという事は、大きな意味があったと思われます。
カラフト犬は、やさしく穏やかな性格で、寒さに強く牛や馬の代わりにそりを引く移動手段と隊員の精神面のサポートする存在だったようです。
第二次越冬中、海上で氷に阻まれ身動きが取れなくなった調査隊は、隊員の命の危機に際し、越冬中止を余儀なくされ、救助ヘリの重量制限から15頭のカラフト犬を置いてくることになりました。
翌年、調査隊が再び南極を訪れると、1年ぶりの再会に、尻尾を振ってこたえてくれた
タロとジロの姿は、世界の人々の心に「愛と勇気と希望を」を刻んだのです。
「生きることを諦めなかったタロとジロ」に感動です!