TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 大潮・中潮・小潮・長潮・若潮
谷津干潟の周囲を散歩していると野鳥観測用ののぞき窓のついた囲いが何か所かあります。
飛来する鳥の説明の写真や各月の潮の様子が掲示されており、干満が何時か今日の潮汐はどの程度かが分かります。
潮の干満は、主に月と太陽の引力によって引き起こされるものです。
この「月」を基準として作られた暦の「旧暦」と「新月」や「満月」等の「月の形状」を基準として、大潮・中潮・小潮・長潮・若潮と区分けされています。
大潮:潮の干満差の大きい状態で、新月(旧暦の1日頃)や満月(旧暦の15日頃)の前後数日間のことです。
中潮:大潮と小潮の間の期間で、旧暦の3~6日、12~13日、18~21、及び27~28日頃のことです。
小潮:潮の干満差の小さい状態で、月の形状が半月になる上弦(旧暦の8日頃)や下弦(旧暦の22日頃)の前後数日間のことです。
長潮:上弦、下弦を1~2日過ぎた頃、干満差が一段と小さくなり、満潮・干潮の変化がゆるやかでだらだらと長く続くように見える小潮末期(旧暦の10日と25日)のことです。
若潮:小潮末期の「長潮」を境に大潮に向かって、潮の干満差が次第に大きくなってきます。
このように潮が再び大きくなる状態を「潮が若返る」と言い、長潮の翌日を「若潮」と呼んでいます。
お魚を釣るのは大潮のころが良いと言われます。
岸近くに餌となるプランクトンが打ち寄せられ小魚、それを食べにくる大きな魚が近づいてくるからです。
谷津干潟では沢山のボラの子や鱸、エイが見られます。