TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 紅葉
コロナに気を取られている間に、10月も終わろうとしています。
北海道の苫小牧の湖には、冬の訪れを告げる白鳥が飛来し、私達の周りも木々の色づきが気になる季節が巡ってきました。
気温が下がり、日照時間が短くなると、葉への栄養補給が止まってしまいその結果、葉に多く含まれる色素クロロフィル(葉緑素)の緑色がうすくなって来て、元々あった、カロチノイドの黄色が目立ってきます。
また、秋から冬は光合成の働きも低下するので、木は葉を不要と判断して落とす準備を始めます。
葉へ栄養を送る師管が遮断され、光合成でできた糖は葉に溜まり、赤い色素のアントシアニンに変化することにより、紅葉が見られます。
アントシアニンの代わりに茶色の色素を持つタンニン系の物質ができて、葉が褐色に見えるものもあります。
鮮やかに紅葉するのは、日中の気温が20~25℃で、夜間は5~10℃になり、昼夜の気温差が大きく、葉が日光に当たりしかも適度な湿度も必要という事です。