TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 鰻と穴子 その2
鰻と穴子の産卵地は長い間不明で、近年になってやっと発見されました。
鰻は伊豆・小笠原列島の延長線上にあるグアム島近海、穴子は沖ノ鳥島のある九州・パラオ海嶺の先のパラオ島近海です。
伊豆小笠原の海底山脈と九州パラオの海底山脈は3000万年前は一つの山脈で約2500万年前に2つに分裂を始め、現在のように並行する山脈となりました。
鰻と穴子は祖先が同一で、東の海底山脈を産卵場所として成長して淡水に順応したものが鰻となり、西の海底山脈を選び沿岸の泥地に適応したものが穴子となったとのことです。
地球のプレートのダイナミックな動き、南のフィリピンプレートが北上して日本にぶつかる際に東西にも拡張して2つの海底山脈を作ったことが、美味しい鰻と穴子が生まれる原因でした。