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はち蜜は蜜が採れた花の名前が表示されています。
ミツバチは色々な花の蜜を混ぜることはないかと疑問に思いますが、ミツバチには訪花の一定性といって一つの花から蜜を採集すると、可能な限り他の花の蜜を採集しないという性質があるのです。
はち蜜は主要な蜜源植物によってレンゲ蜜、アカシア蜜などと分類されます。
国や地域によってはち蜜の好みにも違いがあり、日本ではソバ蜜はあまり評価されませんがフランスではジンジャーブレッドには必須です。
ドイツやロシアではセイヨウボダイジュ(シナノキ科)が好まれ、日本ではレンゲやアカシア、トチノキが高級品とされます。
日本では香りの強いはち蜜は敬遠されますが、ヨーロッパでは好まれる傾向があります。
中国は世界一の生産国で、荊条(ニンジンボク)、棗(ナツメ)、槐樹(エンジュ)、椴樹(ダンジュ)、荔枝(レイシ)の花から採れたはち蜜を「五大名蜜」と呼び、広く食されています。
なお、一部ではミツバチが採蜜のために訪れるとは考えにくい花(スズランなど)や、開花時期の関係から採蜜が不可能な花(ウメなど)の名前を冠するはち蜜が販売されていることもあり、注意する必要があります。
ハワイのはち蜜はキアヴェやオヒアレファ、菜の花などがあります。
君津のはちみつ工房で、はち蜜がたっぷりと入った巣を、遠心分離機を使って蜜を絞る体験をしました。
アカシアとサクラ、百花(いろいろな花)のはち蜜を購入してみました。