TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 秋の七草
一般的に言われている「秋の七草」は、万葉の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら・660年~733年)が二首の歌に詠んで以来、日本の秋を代表する草花として親しまれるようになったとされています。
『秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花』 (山上憶良 万葉集 一五三七 巻八)
『萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花』 (山上憶良 万葉集 一五三八 巻八)
覚え方は
【ハギ・キキョウ / クズ・フジバカマ / オミナエシ / オバナ・ナデシコ / 秋の七草】
朝顔とは桔梗のことなのです。
一方、春の七草は
【セリ・ナズナ / ゴギョウ・ハコベラ / ホトケノザ / スズナ・スズシロ / 春の七草】です。
「春の七草は」お正月に食べ過ぎて、疲れた胃を休ませたり、厄祓いのために七草粥として食べました。
「秋の七草は」秋の風情を楽しむ鑑賞するためのもので、時期は現在の9月から11月初旬と言われています。
昔の人は、夏の疲れが出る秋に、薬になる秋の七草をつんで、短歌や俳句を詠み楽しみながら、大切に手元に置いていたのかもしれませんね!
私達も、猛暑とコロナ禍で少しダメージを受けた心身を、山歩きや散歩で癒しましょう!
「秋の七草」に出会えるかもしれませんね!