TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 歯周病と認知症
アルツハイマー型認知症でみられる特徴は、
(1) 老人斑
(2) 神経原線維変化
(3) 神経細胞シナプスの脱落
老人斑とは「アミロイドβ蛋白」と呼ばれる物質で構成されています。
アミロイドβ蛋白は神経に凝集することで「アミロイド線維」と呼ばれる物質を形成して、神経細胞に障害を与えるのです。
認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ(Aβ)」といわれる異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積して、発症します。
歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入すると、Aβが体内でつくられ、脳に蓄積することが解明されてきましたが、蓄積の仕組みは詳しく分かっていませんでした。
九大や中国の北京理工大は、マウスに歯周病菌を感染させ、正常なマウスと比較実験に成功しました。
歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていて、脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えました。
一方、Aβを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、感染した細胞内を通るAβの量を4割減らせることも確認できたという事です。
歯周病は基本、歯垢がつかないようにすることで予防できます。
毎日の歯磨き、定期的な歯石除去などが大切ですね!
歯周病を予防して、長くフラを楽しみましょう!