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「がまぐちの財布」は、パカッと開く使い勝手の良さから愛用されています。
何か昔から日本にあった日本発祥の品のようですが、明治時代に軍用品を納品していた山口屋という業者がフランスで大流行していた牛革の『がまぐち』のカバンや財布をまねて国産化したものです。
そのとき、『口金』(クチの金具の部分)が、ガマガエルが大きくクチを開けた状態に似ている…ということで『がまぐち』といい出しました。
また“出したお金が帰る(カエル)”という語呂合わせから、特に『がまぐちの財布』は縁起が良いものとされています。
お財布にカエルのお守りを入れている理由と同じです。
初期の『がまぐち』の『口金』は、真鍮(しんちゅう)の手作りで高価な物でしたが、メッキの技術向上で『がまぐち』は、身近な存在になりました。
ちなみに英語ではがまぐちのお財布のことを「purse with a clasp」や「snap lock purse」といい、frog mouth ではありません。