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8月2日は今年2度目の土用丑の日で、ウナギが食卓に上りましたがウナギには鱗が見当たりません。
魚には鱗のあるものとないものがいますが、鱗は天敵から食べられないように身を守る過程で発生したもの、その後進化の過程でじっとして食べられない戦略よりも早目に逃げてしまおうと鱗が退化したものが現れました。
ウナギはヌルヌルした皮膚の下に鱗が隠れているのです。
また、粘液で覆われているおかげで、川を遡りほぼ垂直な滝も登っていくことができるし、皮膚呼吸することで長時間水から揚げられても生き延びることができます。
同じように進化の過程で外側の殻を脱ぎ捨てたものは、タコやイカ、ウミウシやクリオネなどもいます。
ところでユダヤ教では鱗の無い魚は食べてはいけないのですが、そのはじめは毒のあるフグを食すなと言う事だったらしいです。
うなぎのように、時には素早く泳ぎまわり、又ある時は滝を上るような大胆な身のこなしが出来るよう、鰻を食べてげんきでいましょう!