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脚の血管がふくれ瘤(こぶ)のようになる下肢静脈瘤(りゅう)。
命に関わる病気ではありませんが、重症になると皮膚に潰瘍ができることもあるそうです。
皮膚から静脈が大きく盛り上がる下肢静脈瘤は、女性が男性より2~3倍多く、40歳以上で加齢とともに増加します。
見た目以外の主な症状は、ふくらはぎのだるさや痛み、むくみ、こむら返りなど、長時間立っていた後や夕方以降に起こることが多いようです。
皮膚の血液循環が悪くなるため色素沈着や皮膚炎が起きたり潰瘍になったりすることもあります。
患者は、脚に瘤ができて気になり受診する例が多く、下肢静脈瘤と診断された場合には、まずはセルフケアで症状を改善できます。
その一つが弾性ストッキングの着用で、適度な圧をかけることで静脈の血液の流れを改善します。
重要なのは、自分の下肢のサイズに合わせ、正しいはき方を理解することです。
生活習慣の見直しも重要で、適度な運動でふくらはぎの筋肉を使い、血液が心臓に戻る手助けをするとともに、下肢に過度な圧力をかけないために肥満解消も大切です。
長時間同じ姿勢を続けるときには、途中でマッサージや体操をするのも有効です。
しかし、脚のむくみやだるさ、皮膚の炎症といった症状は重篤な病気でも起こりますから、脚に違和感があって医療機関を受診する場合、下肢の疾病について様々な可能性を聞くようにしたいものです。
下肢静脈瘤の診断を受けた後に、症状がつらい、皮膚炎がある、外見が気になるという場合は手術という手段もあります。
瘤のある静脈を抜き取る手術や最新治療として、患部の血管内に生体用の「のり」を入れて塞ぐグルー治療が保険適用になりました。