TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 「アウマクア」の神話
ハワイには、古来から宗教的概念に「アウマクア」と言う家族神、あるいは先祖神が存在しています。
キリスト教的には「守護の天使」、日本風に「ご先祖様」と言うところでしょうか。
古代から、自分や家族を守護神であるアウマクアが守ってくださると信じていました。
アウマクアは、各家庭にそれぞれいて、人間の姿をした神々あるいは、ウミガメ、サメ、トカゲ、フクロウなど、50以上の種類の動植物にやどったもので、子供達に危険が迫ると何らかの方法で知らせに来たり、危機的状態から救ってくれると信じていました。
「アウ」は旅をする・「マクア」はご先祖という意味なので、家族を守るため、現世へとはるばる旅をして、助けに来てくれるということになります。
ある話ですが、ワイキキビーチにある銅像のデュークカハナモクが、サーファーで活躍したころ、何回も波にのまれておぼれそうになったが、いつもサメのアウマクアが彼を水面に押し上げて助けたそうです。
彼が80歳近くになって亡くなり、灰をワイキキの沖にまいたところ、沢山のサメがやって来て、彼の死を悼むかのようにいつまでもその周りを泳いでいたという事です。
私も、元気に毎日フラの仕事に携わっていられるのは、ご先祖様か、アウマクアの大きな力に守られていると思うのです。
MAHALO (^^ゞ