TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > シーサーと狛犬
沖縄に行くと各家の門や屋根にシーサーが飾られています。
古代オリエントで神域を守る神獣としてライオンの像が飾られ、スフィンクスとして今でも残っています。
インドに渡り仏の脇を守るようになり、仏教とともに日本に伝えられました。
サンスクリット語で"シンハー"、漢字表記で獅子、沖縄方言でシーサーです。
朝鮮半島経由のものが高麗犬で狛犬とも表記され、狛とはオオカミのように走る羊のことで、中国から見て未開のツングース系北方種族を見下して付けた貊という名前からきているといわれます。
日本のことを倭(ちび)と呼んだのと同じようです。
神社にあるのは向かって右が口をあいた獅子で角がなく、左が口を閉じて角がある狛犬と言われています。
シーサーは左右一対で両方とも角がなく、右の口を開けているのが雄で幸運を招き入れ、左の口を閉じているのが雌で災難をはじき返すとのことです。