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世界には約3500種の蛇がいてそのうち600種が毒蛇と言われますが、.ハブは沖縄や奄美にしかいない日本固有の毒蛇です。
そして南西諸島でもハブがいる島といない島があるのです。
沖縄本島や奄美大島、石垣島など火成岩で高い山がある島には生息して、宮古島など隆起石灰岩の平らで山のない島にはいないのです。
① 氷河期に陸続きであった琉球列島に、ハブ類が分布を広げた。
② 氷期が終わり、海面が上がり、島々が孤立。
③ さらに海水面が上昇し、低い島は水没、陸上動物は全滅した。
④ 海水面が下がると低い島も顔をだすが、ハブは海を渡ってこられない。
ということです。
沖縄・奄美の農家にとっては、害獣であるネズミを退治してくれるので、「毒さえなければ、ハブほど役に立つ動物はいない」と言われます。
沖縄には米軍の基地があり、嘉手納基地に配備されている超音速戦略偵察機・SR-71 ブラックバードは"Habu Plane"(ハブ・プレーン)と呼ばれ、世界初の実用ステルス戦闘機・F-117 ナイトホークは"Habu Blue"(ハブ・ブルー)といかにも毒があって強そうです。
ところでハワイは絶海の孤島で海を渡ってこれなかったため固有種のヘビはいません。
ヘビを持ち込んだ場合は、20万ドルの罰金と最高3年の懲役刑が科せられます。
ただし、海にはセグロウミヘビがいます。
ハワイ固有の爬虫類はホヌと呼ばれているアオウミガメなどの海亀が5種類とセグロウミヘビ、合わせて6種類のみです。
ウミヘビは泳ぐためにお腹の腹板が退化し、陸上を這う事ができなくなりました。
卵をお腹の中で孵す卵胎生で一生を海の中で過ごします。