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1778年英国の探検家ジェームズ・クック船長により、ハワイの島々は西欧社会に紹介されましたが、それ以前は、ハワイアンの創世記ともいえる神話「クムリポ」を基に神々の教え、あるいは王様が発する「カプ」(タブー)によって、外界から閉ざされていました。
毎年10月・11月ころからは「マカヒキ」とよがれるシーズンの到来で、3~4ヵ月続きました。
平和や収穫の神「ロノ」が、ハワイ語で「カヒキ」と呼ばれる大海の向こうから白い布のようなものをたなびかせて、この時期にハワイにやってくると信じられていたようです。
「マカヒキ」の時期、人々はロノ神や王にタロイモ・バナナ・魚・などの食料や、羽毛・カヌーなどの捧げものをしました。
戦いを一切しない平和な時期、新しい年の始まりでもありました。