TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > He Mele No Liloの話
何回か生徒に質問されることがある、ヘメレノリロの歌詞の中で、
Ke'a maila i Kilauea Mālamalama i wahinekapuと言う歌詞があります。
mailaは、方向を示すmaiに、laを加えた語で、そこに「で」あそこに「で」なので、あちらのキラウエアは、ワヒネカプ(神聖なペレによって)守られている。
Malamalamaだと、「マラマラマ」で、前途を明るくする光を表現しています。
Mālamalamaの最初のāカハコーが付いていると、「マーラマラマ」と発音して、保護・守るが強くなるように思います。
歌全体としては、カラカウア王を讃え、キラウエアに住んでいるというペレを畏れ敬っている、ハワイの人々の心が表されています。
今でも、キラウエアの噴火で流れ出た溶岩により、家が飲み込まれそうで引越す人達は、家を出る前に、部屋をきれいに掃除してペレに捧げもの置いて、出るそうです。
余談ですが、5月から噴火が注目されているキラウエアですが、降り注ぐ(オリビン)岩石の中にオリーブの実に似た緑色のかんらん石があり、特に美しい緑色のものはペリドットと呼ばれ、宝石として珍重されているそうです。