TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > レーザーで錆取り
公共投資が減少し、道路や橋の劣化対策、鉄製の上下水道管などはサビ(腐食)による強度の低下が深刻です。
腐食の始まった部材はサンドブラストなどでペンキを剥がして、再度ペンキを塗りなおすこととなります。
砂をぶつける従来の工法では作業員の体力的な負担が大きいし、その時出る廃棄物の処理も問題となります。
鉄などの金属はもともと光を反射しやすいのですが錆びると逆に光を吸収しやすくなります。
そこで、レーザーでサビだけを高温にして弾き飛ばし、本体の金属のダメージを最小限に抑える新しい工法が日本で成功し、具体化されつつあります。
橋や道路などのインフラの老朽化問題が深刻化する中、点検や補修業務を速やかに行うのに、課題解決の可能性を秘めた、未来感たっぷりの新技術です。
2023年には、全国の橋(2m以上の橋70万)の中で耐用年数50年を経過する橋が約17万1000橋となります。
大きな事故が起きないよう、速やかなインフラ整備が期待されます。