TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 海の大気汚染防止
中国のPM2.5など、大気汚染は深刻ですが日本やアメリカ、ヨーロッパでは自動車や陸上工場の排ガス規制が厳しく、健康被害は減少してきました。
陸上の規制が強まったため、石油精製会社は原油からガソリン、軽油の蒸留割合を増やしました。
結果、残渣油、重油に含まれる窒素分、硫黄分は多くなり重油の価格は下落、安い油は外航船が使用していました。
海の環境汚染が問題となり、2020年までに硫黄分の排出量を現行の1/10ほどに削減する検討委員会がこの1月にも開催されています。
先行しているのは北米(含むハワイ)、北海、バルト海で、対策は
① 硫黄成分の少ない油を使用する。
② LNGなど他の燃料に切り替える。
③ 船舶に脱硫装置を取り付ける。
ですが、燃料も船舶に取り付ける装置も高価格となるし、燃料の供給のインフラをどのように構築するかまだ漠然とした状態です。
自動車がガソリン、ディーゼル、ハイブリット、電気と開発競争しているように、船舶もどのような船型にするか、中国、韓国、日本で開発競争です。
人類の、生存にかかわることですので、利益優先ででなく未来に明るい道筋ができるよう
共同開発してくれることを願っています。