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日本の教科書ではペリー来航の理由は捕鯨船の薪炭補給のためと記載されていますが、アメリカの教科書には「当時、大英帝国と中国の市場を巡って争っていたアメリカにとって太平洋航路を切り開くことは必要不可欠なことで、そのために日本に開国を迫った」と書かれています。
ペリー艦隊自体、東海岸のノーフォークを出港して、大西洋、インド洋を経て日本に来航しました。
中国貿易を英国と競う場合、大西洋を横断する分だけ英国より多く日数が掛かるのです。
太平洋を使用できればダイレクトに中国です。
その中継地として選ばれたのが、ハワイと日本だったのです。
日本にとって幸運だったのは、英国は南ア戦争、米国は南北戦争で忙しく、日本を植民地化する暇がなかったことです。
ハワイはハワイ州となり、日本は国として存在している今に感謝と幸運を忘れず、未来を切り開いていく勇気と知恵が必要な事を感じます。
そして、教科書は国によって歴史上の事実が違って表現されている事を認識することが、大切です。