TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 太陽太陰暦(イスラム暦の新年)
私達が今使っている暦は太陽暦で月の満ち欠けと関連はありません。
15日だからといって満月(十五夜)ではないのです。
時代劇などみていると、晦日といいながらお月様がでていてちょつとがっかりなこともあります。
月の満ち欠けは約29.5日ですので、1カ月を29日の月と30日の月交互にすると一年は354日となり、11日短くなります。
約3年に1回、閏月を入れて季節の調整をしたものが太陽太陰暦で日本で江戸時代まで使われていたものでした。
純粋な太陰暦はイスラム暦で、閏月をおかず季節の調整をしません。
農業や国家予算の編成などには不都合もあり、イランやアフガニスタンは修正を加えたヒジュラ太陽暦を使用しています。
サウジアラビアはイスラム暦をそのまま使用していますから、新年が少しずつずれてくるのです。
ただし、政治や経済では西洋諸国との交流のため西暦を用いています。
イスラム元年は西暦の622年で、明日10月3日の日没からイスラム歴1438年が始まります。
1日の始まりは日没から、太陽が出ている間は灼熱で月が出ると涼しくなって天国となるためで、日本の国旗はお日様ですがアラブの各国の旗には月が描かれています。
赤十字もアラブでは赤新月です。