TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > ハワイ島コハラ地区の農業用水
20世紀初頭、ハワイ島北コハラ地区ハヴィには4000haのサトウキビ農園がありました。
サトウキビ栽培には多量の水が欠かせません。
1gの砂糖を得るためには2ℓの水が必要なのです。
北コハラ地区でも、ポロル渓谷の奥の方では年間降水量が7000mmもあるのですが、農園地区では600mmほどでした。
1905年に始まった灌漑用水路の工事には主に600名の日本人があたりました。
1年半の工事期間で、水路には57のトンネルと19の水路橋を作りました。
水路の全長は38Kmです。
工事の結果、サトウキビの収穫量は3~4倍になりました。
トンネルは北コハラのホノプエ、ホノケア、ホイカネイキ、ホノカネヌイ、そしてポロル渓谷の垂直に切り立った崖に沿って海岸から320メートルの高さにあります。
今はサトウキビ畑はなくなり、コハラ用水を約1時間かけてカヤックで回るアドベンチャー・ツアーがあります。
ワイコロアは南コハラ地区となります。