TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 二酸化炭素施肥
植物は光合成で二酸化炭素を必要とし、酸素を発生させています。
ビニールハウスできゅうり、メロン、スイカ、トマト等を栽培すると、ハウス内の二酸化炭素が不足して、生育障害を起こします。
そのため、ハウス内に高濃度の二酸化炭素を放出し、成長を促進させています。
大気の二酸化炭素濃度は370ppmですが、これを500ppm~20000ppmにすると植物は大きく生長し、病気にも強くなるそうです。
9000ppmにするとコカブの重さが20倍にもなります。
石炭紀の植物で石炭のもととなった鱗木、蘆木は20~30mの樹高がありました。
石炭紀の初めの二酸化炭素濃度は3600ppm、森林の大繁殖で二酸化炭素は300ppmに減少、二酸化炭素の不足のため石炭紀は終了しました。
終末期に酸素濃度は35%まで上昇し、昆虫の大型化を促しました。
メガネウラトンボは翅を広げると70cmあったそうです。
現在の酸素濃度は21%です。
人間対する影響ですが、700ppmで「注意が必要」、5000ppmで「危険レベル」ということです。
人間は氷河期の生き物ということです。
石炭などの化石燃料は元々植物ですから、石炭を燃やした分、植物に吸収して貰う工夫はできないのでしょうか。
ハワイ島に行くとたくさんのビニールハウスが見えますが、コーヒー豆を乾燥させるハウスで、雨除けとのことでした。