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成長したオスのマッコウクジラは体長が約16mにもなり、約2.5トンもの量の油(=鯨油)を蓄えています。
マッコウクジラが海の奥深くへと潜ることができるのは鯨油のおかげで、冷たい水で冷やされた油がワックス状に変化することで、海底深くまで潜水することが可能となります。
反対に水面へと浮かんでくるときには、頭部の毛細血管に血液を送り込むことでワックスを溶かして液状に戻して浮力を得ています。
産業革命以降、クジラ漁が盛んになったのは、マッコウクジラの脳油が精密機械の潤滑油として必須であったほか、ロウソクやせっけん、マーガリンなどがつくられたからです。
ところでハワイで観られる鯨はザトウクジラです。
海岸からのホエールウォッチングにおすすめのスポットは
オアフ島:マカプウ灯台、ダイアモンドヘッド頂上展望台
マウイ島:パパワイポイント、プウオライ、Sanctuary Education Center
カウアイ島:キラウエアポイント国立野生生物保護区、Kapaa Overlook、ナパリ・コーストのカララウ・トレイル
ハワイ島:ラパカヒ州立歴史公園、カパアビーチパーク、プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園