TOP > Pua Mae ‘Ole Hula Studio 日記 > 紙と羊皮紙
清少納言が枕草子を執筆するきっかけとなったのは、主君である藤原定子から、当時非常に貴重であった紙を下賜されたことです。
紙は2世紀頃の後漢時代の中国で製法が確立し、日本には610年に伝来しています。
現存する日本で最も古い和紙は正倉院に保管されている702年に漉かれた戸籍簿用紙です。
紙の西洋への伝来は751年に唐とアッバース朝が戦ったタラス河畔の戦いであり、捕虜となった中国人からイスラム諸国へ広がったとのことです。
それまでは高価な羊皮紙しかなかったところに、紙が伝わったのは画期的な事と習った覚えがあります。
ところが、紙は4百年ぐらいしかもたないのに対し羊皮紙は千年以上もつ耐久性と湿気に強い防水力、消したり削ったりと修正が容易という利便性などでは紙よりも優れているため紙の使用は広がりませんでした。
ただし、紙が画期的だったのは、インクや墨が紙の線維の間に染み込んで修正が出来ないという事です。
即ち後から改竄が出来ず、内容に信頼性が置けるという事です。
教科書とは違う物の見方を教える人もいるのです。
💃プラッツ習志野で、次の舞台の立ち位置や、移動の合同練習をしました。
広いホールで、細かい所を確認できたのは良かったです。(30・5/1レッスン休み)